北柏駅北口の造成工事がはじまりました。

北柏駅北口にて、柏市発注の造成工事がはじまりました。

国道6号線沿いということもあり、施工の様子が通行中の方からもよく見ることができます。

今週は珍しい機械を使った地盤改良が行われております。

WILL工法( スラリー揺動攪拌工法 )という工法で、バックホウタイプベースマシンの先端に取り付けた特殊な攪拌翼より、スラリー状の固化材や改良材を注入しながら、固化材と原位置土を強制的に攪拌混合し、安定した改良体を形成する工法です。

北柏駅北口地区5街造成他工事

WILL工法( スラリー揺動攪拌工法 )とは?

タンクの中にセメントが入っており、写真中央の機械にて
水を混合させ、スラリー状にしてホースで運びます。

スラリー状の固化材でもあるセメントをこのタンクよりホースで改良機のバックホウのほうに送り、先端についている黄色の攪拌翼より抽出。掘削混合していきます。

改良地盤を揺動させながら原位置土と改良材を均質に攪拌(かくはん)混合することで、均一性の高い、良質な改良体を構築できます。

この工法の利点は大きく挙げると、以下の点です。

  • 小型ベースマシーンの使用が可能なため、振動や騒音が少なく、環境負荷軽減ができる。
  • スラリー状のものを混合することにより、土埃などを軽減し作業が行える。
  • 改良機はバックホウに羽を付けるだけなので、機動性が高く、大型の改良専用機で施工ができない場所でも、安全に作業を進めることができる。

セメントを攪拌(かくはん)混合している様子。
作業中の改良機(バックホウ)

周辺の住宅が多いことはもちろん、交通量が非常に多い国道6号線沿いの現場には、ピッタリな施工だと当社は考えております。

どのくらいの深さまで?

ベースマシンの選定により、改良深さ13mまでの中層改良に対応できるそうです。

写真を見ると赤い文字で数字が書かれております。

この数字は深さを表しており、現在どのくらいの深さを作業しているのか目視でも確認ができます。

(実際の管理は専用の管理装置を用いており、運転席内で、稼動中の深度、瞬時流量、積算流量、瞬時回転数、積算回転数、時間、攪拌機掘削角度をリアルタイムでモニター管理できます。)

最後に…

WILL工法( スラリー揺動攪拌工法 )工法による地盤改良は今週いっぱいを予定しており、造成工事の工期は令和3年7月までの予定となっております。

また、隣接する場所において、上下水道管布設工事も当社のほうで行っております。

工事に際しましては、安全の確保に十分な対策をたてて進めております。

工事期間中、周辺の皆様方には大変ご迷惑をお掛け致しますが、何卒ご理解とご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

 

 工事件名:北柏駅北口地区5街区造成他工事

【施工箇所】