下水道「管更生工事」を行っております。
現在、柏市内の管更生工事を行うために「柏管更生有限責任事業組合」に参加させていただいております。
この組合は柏市の複数の同業者企業で構成した組織体です。
組織体は1つの工事が大規模で高い技術が必要な時に、技術力等を集結することで、安定的な施工を確保することを目的に結成されることがあります。
管更生工事とは
管更生工事とは 老朽化した管路1(下水道管)に対して、既存の管路を生かし、新設管と同等以上の性能を持つ管に修繕・改築を行う非開削工事(道路を掘り起こすことなく布設・更生する技)のことです。
この工事は、短納期・ローコストで施工できるなどの特徴があります。
主な特徴
製管 (作業状況)
既設管の内側に硬質塩化ビニル製プロファイルの更生管を製管し、既設管と更生管の間隙に特殊裏込め材を充填することにより、既設管路と一体化した強固な複合管として更生します。
硬質塩化ビニル製 なので、耐食性、耐摩耗性、耐震性に優れており、強度と流下性能も新品管同等とのこと。
小型の製管機を使うことにより、ゲリラ豪雨などによる急な水上昇でも対応ができます。
裏込め材注入状況
左写真は先月末に行われていた「裏込め材注入」の状況です。
クレーンで吊るされた袋の中にモルタルが入っており、両サイドには飛散防止のテントがセットしてあります。
一袋の重さは500㎏。1体の注入時間は10~15分。
1日に500㎏×18体注入を行います。
安全パトロール
先月末、組合各社代表者による安全パトロール、および施工状況確認が行われました。
安全パトロールは労働災害・事故等の未然防止を目的はもちろん、作業者が安心できる作業環境づくりを推進でき、生産性や品質向上に寄与するなどの効果が得られます。
定期的なパトロールは現場責任者が行っており、今回のような代表者によるパトロールは、違った目線から更に厳しくチェックするために行います。
現在のところ事故もなく、順調に施工が進んでおります。
工期は来年秋頃までの予定。
引き続き組合では一丸となり、労働災害防止対策を推進しています。
近隣の皆様方には何かとご不便・ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
※1 管きょ調査を行い劣化状態を確認し、補修する管路を決定しています。