上大津川7号橋の上部工が完成しました

~「柏市に形を残す」想いが、また一つ実を結びました~

着工前の様子。田園地帯の生活道路に架かっていた旧橋。
旧橋撤去後の現場。新たな橋の架設に向けた準備が始まります。

昨年度、弊社が担当した「上大津川7号橋」の橋台工事に続き、今年度は上部工(橋桁)の架設および取付道路の整備を行いました。
この橋は、柏市高柳の田園地帯に位置する生活道路の一部として、地域の方々の暮らしを支える重要な役割を果たしています。


橋の構造形式には「PC単純プレテンション方式中空床版橋」を採用。

これは、工場で製作された中空構造のコンクリート桁を現場にて架設するもので、耐久性と軽量化を両立した合理的な構造です。

【工事概要】
工事延長:L=55m
・上大津川7号橋 上部工 N=1基(橋長16m、有効幅員5m)
・取付道路整備:L=39m(幅員5m)
・う回路・仮橋撤去 一式


中空構造のコンクリート桁すべての設置が完了した状態。橋の全貌が現れました。
柵の設置に向けて、基礎となる型枠を丁寧に組み立てていきます。
アンカーキャップ、目地材、ゴム支柱を設置し、安全性と耐久性を高めます。
完成に向けて、最後に柵の組立作業を進めています。
完成写真
完成写真

昨年の橋台工事時は長雨や増水など、自然環境に悩まされることも多い現場でしたが、今回は比較的安定した天候にも助けられ、工程を進めることができました。


完成した橋の裏側には、施工者として弊社の社名が記された銘板も設置されており、これは社長が会社設立時に掲げた「柏市に形を残す」という目標の一つが実現した瞬間でもあります。

地域の皆さま、関係各所の皆さまには、工事期間中のご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。これからも、この橋が地域の暮らしを支える重要なインフラとして、長く役立つことを願っています。